購買・資材調達 特集!
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『購買・資材調達』
ってどんな仕事?

仕入れと備品購入

たまにSNSで

「担当者が発注をひとケタ間違えて大量に仕入れてしまいました。大変お安くなっていますので、どうかご購入ください」

というような発信がバズったりしています。本当に笑って済まされる話かどうかはともかく、仕入れのミスは時に致命的。売れずはずの品が足りなければ利益の機会をみすみす逃してしまうことになりますし、売れない品を在庫として大量に抱えることは企業の財務にとって悪影響だらけです。

「購買・資材調達」とは「自社に必要なものを適正な数量、適正な価格で購入・調達する」ということ。例えば製造業であれば材料・資材を仕入れること、卸売業・小売業であれば商品を仕入れること。

また、社内で使う日用品、事務用品などの器具・備品・消耗品もやみくもに買えばいいわけではありません。品を切らすことなく、しかしダブつかせることもなく、計画的に購入・調達する必要があります。

やりがいとプレッシャー

総合商社を含め素材・資源等を扱う商社は購買・資材調達が本業であり、取引先は世界中、海外赴任は当たり前。動かす金額は大きく、ヒリヒリするような交渉が続くこともあります。

資材調達の結果いかんで自社や取引先の大プロジェクトの行方が左右されかねないので、プレッシャーもやりがいも大きい仕事です。製造業でもこの部門はいわば「要」と言えるもの。主に

・仕入れ先の開拓と選定
・見積もりや価格交渉
・納期や数量の管理
・受け入れ時の検査・検収
・入庫・在庫・出庫管理

などの業務を担当します。決断力や交渉力が求められるほか、調整力、数字が読めること、さらに外国語を話せることも就職・転職の際には有利に働きます。

チャンスは世界にあります。実績を重ねることで役職や待遇も大きくステップアップすることでしょう。

事務系との兼任も

企業内の器具・備品・消耗品の管理、購入を担当する求人は、経理部門などの事務系の部署が兼任するケースも多く見られます。

こちらも扱う品数は意外に多く、他部署による購入依頼の確認から在庫管理まで、たとえ金額が大きくなくても正確な管理が求められます。

特に、収入印紙や切手などは不正防止や正確な税務申告のためにもきちんとした規定を作成した上での管理が必要です。ボールペン1本、消しゴムひとつもおろそかにしない心構えが、日々の誠実な業務につながります。