江東区の求人一覧

東京湾に注ぐ川が形成したデルタ地帯の一部に過ぎなかった江東区が発展したきっかけは、江戸時代に始まった埋め立てでした。慶長期に深川八郎右衛門が新田開発したのが深川村（現在の深川）。万治期に砂村新左衛門一族が新田開発を行ったのが砂村新田（現在の砂町）です。明暦の大火後、幕府は火事に強い街づくりの一環として貯木場を現在の木場に移転。埋め立てが進む深川に武家屋敷や社寺を移転すると、河川を生かした水運によりさらに発展。社寺の祭礼などの行事によりますます賑わいを見せ、江戸の文化が花開いた土地のひとつでもありました。一方、現在の城東地区は江戸近郊の農地で、ここで作られた野菜が江戸の食卓を豊かなものにしていきました。昭和22年に東京35区のうち深川区と城東区が合併し、23区のひとつ江東区が誕生。昭和の高度経済成長期には水運を生かした工業都市として発展したほか、JR総武線・京葉線、東京メトロ東西線・半蔵門線、都営新宿線・大江戸線、ゆりかもめなどの延伸や開通などによるアクセス向上により観光地、ビジネスの街、住みたい街としても人気上昇。さらに新しい市場が豊洲に移転したことでますます注目されるエリアとなっています。江東区の人気観光地筆頭は富岡八幡宮。江戸三大祭りのひとつ、深川祭り（深川八幡祭り）は別名「水かけ祭り」の名のとおり、沿道の観衆が神輿の担ぎ手に水を浴びせかけ、区民一体となって盛り上がります。お隣の深川不動堂は成田山新勝寺の東京別院で、護摩焚きが有名。学問の神様・菅原道真公を祀る亀戸天神社は受験生の心強い味方です。ほかにも東京都現代美術館、キッザニア東京、東京ビッグサイト、有明テニスの森など幅広いお楽しみスポットがいっぱいです。江東グルメは名物の深川めし、亀戸にある超有名店の餃子、東京でも有数の名店が揃う焼き鳥、天ぷら、日本蕎麦、インド料理、フルーツパーラー、ナポリピザもおすすめです。

注目度が高まっている江東区はアルバイトも豊富で、求人数は23区の中で上位に位置します。圧倒的に多いのは販売スタッフやフード業界のスタッフで、チェーン系から個人店まで大小さまざま、ジャンルも多様なアルバイトが見つかります。勤務地は門前仲町、亀戸、清澄白河などの各駅周辺が中心。ららぽーと豊洲やダイバーシティ東京などではまとまった求人も期待できそうです。また古くから水運を生かして発展してきた交通の要衝だけあって現在でも配送・物流のアルバイト求人は多く、大手宅配業者のアルバイトや郵便局のアルバイト募集も見られます。高層マンションやオフィスビルの管理・警備・清掃のアルバイトが多いのも特徴的。住みたい街として人気のエリアですから家事代行やクリーニング店のアルバイトも狙い目ですね。