墨田区の求人一覧

昔は海の底だったこの地に、長い年月をかけて数本の河川が運んだ土砂によって土地が生まれました。その川のひとつがやがて「すみだ川」と呼ばれるようになります。江戸時代の振袖火事をきっかけに両国橋がかかり、武家屋敷の移転先として選ばれたのが現在の墨田区南部の本所（ほんじょ）。赤穂浪士が討ち入った吉良邸もこの本所にありました。一方そのころ現在の墨田区北部にあたる地域は農村でした。明治になって南部は本所区となり、大正から昭和にかけて都市化が進んだ北部は向島区となりました。第二次世界大戦によって多くの犠牲者を出した両区は戦後の昭和22年にひとつになり、墨田区が誕生しました。当時、すみだ川は単なる荒川の支流という扱いで「隅田川」が正式名称でなかったこと、同じく当時「隅」の字が当用漢字ではなかったこともあり、「墨堤」と呼ばれたすみだ川の堤防の名称から「墨」の字を、「すみだ川」を指すときに最も多く使われていた「隅田川」から「田」の字を取って「墨田区」と名付けられました。「すみだ川」が正式に「隅田川」になったのはそれから20年近くあと、昭和40年のことです。墨田区の景色を変えた観光スポットといえば東京スカイツリーが筆頭に挙げられますが、ユニークなオブジェが有名なアサヒグループ本社ビルや両国国技館、江戸東京博物館も忘れてはいけません。ちなみに両国国技館の住所は江戸時代からの古い地名である墨田区横網（よこあみ）で、「横綱（よこづな）」ではありません。毎年7月に行われる隅田川花火大会、隅田川クルーズで水上バスから見上げる吾妻橋、駒形橋、蔵前橋、両国橋などの橋梁や川沿いの街並みは格別です。すし、うなぎ、蕎麦などの東京グルメを始め美味しいものがなんでも揃う墨田区では、向島を中心に草餅、団子、桜もち、羊羹、麩まんじゅうなどの和菓子好きなら知らない人はいない名店が勢ぞろい。お土産におすすめです。

東京スカイツリー周辺の新しい街並みと昔ながらの下町風情が共存し、観光地としても住みたい街としても人気が高まっている墨田区では、多彩な業種・職種でバランスよくアルバイト求人が見つかります。勤務地は程よく散らばっているものの、販売スタッフのアルバイトやフード系のアルバイトはやはり錦糸町駅や東京スカイツリー周辺での求人が豊富です。サービス系のアルバイトではボディケアのトレーナーやチェーン系クリーニング店の受付スタッフのアルバイトが多くなっています。医療系のアルバイトでは他の地域同様に介護スタッフのアルバイトが多くなっています。介護関連のアルバイトは住みたい街として人気継続中の墨田区では将来にわたっても安定した求人が見込めそうですね。