目黒区の求人一覧

江戸時代には将軍家の鷹場のひとつだったほど原野が広がっていたのが現在の目黒区。当時「江戸」と言われていた範囲は目黒川のあたりまでで、現在の目黒区の大部分は江戸でさえありませんでした。ただし目黒不動尊だけが行楽地として栄えており、お店なども多数並んでいたそうです。大正に入り関東大震災で東京市が大きな被害を受けると、目黒を始めとする周辺町村に多くの人が移住し人口が急増。東京市は周辺町村との合併に本腰を入れ始め、1932年に既存の15区に加えて近隣の5郡82町村を編入し新たに20区を編成。東京35区のひとつとして誕生した目黒区は、1947年に35区から23区になった際にもそのままの区域・区名が残りました。地名の由来である目黒不動尊を別格とすれば、目黒区を語る上で外せないのが東京都写真美術館、目黒区美術館、日本近代文学館、目黒寄生虫館、日本民藝館など芸術や学術に関する専門的なスポット。東京大学駒場キャンパスも忘れてはいけませんね。旧前田侯爵邸洋館やサレジオ教会など西洋的な情緒も感じることができる目黒区は西郷山公園、都立林試の森公園、駒場公園や目黒川の桜など、緑や花を求めて訪れる人でも賑わいます。東急東横線の駅名にもなっている祐天寺は8代将軍徳川吉宗から寺号が授与された由緒ある仏閣です。同じく東横線の駅名になっている学芸大学と都立大学ですが、東京学芸大学が移転、東京都立大学は廃止となっており、駅名だけが目黒区に残りました。ちなみに目黒駅があるのは品川区で、目黒駅西口を出て80mほど進んだあたりからが目黒区になります。区内にはグルメの名店もたくさんありますが、食べ物で有名なのは落語に由来する「目黒のさんま」。毎年行われる目黒区民まつりでは目黒区の友好都市・宮城県気仙沼市から届く5,000匹の新鮮なさんまの炭火焼きが振る舞われ、秋の味覚を目当てにやってくる人々で目黒川沿いには長い行列ができます。

目黒区のアルバイトはフード業界の求人が非常に多くなっています。目黒川沿い、中目黒駅と自由が丘駅を筆頭に都立大学駅、学芸大学駅周辺などは駅前だけでなく閑静な住宅街エリアにも人気の飲食店が点在しており、店数が豊富なチェーン系の飲食店はもちろんのこと、テレビや雑誌に出てくるような有名店で働くチャンスがあるかも知れません。販売スタッフのアルバイトはアパレル関係のほか、東急系スーパーでの求人も継続的に見つかります。医療系ではこのエリアでも介護スタッフのニーズが高くなっており、シフトの中で自分に都合の良い時間帯を選んで効率よく働くことができそうです。住みたい街としての人気が再燃しているエリアでもあり、家事代行サービスやマンション管理員などの求人もあります。