世田谷区の求人一覧

江戸時代が始まった頃にはほとんどが幕府の直轄地であったこの地は、寛永年間（1624年～）になると14の村が旗本領になり、残る1つの村が増上寺の領となった頃、新たに田畑の開発が進んだことで生産力が格段に向上しました。明治に入ると廃藩置県によって東部・中部の村々は東京府荏原郡（えばらぐん）、西部の村が神奈川県北多摩郡となるなど、エリアの編入や組み換えがその後も何度か実施されることになります。そんななか明治の末に玉川電車が開通。大正から昭和初期にかけては京王線、小田急線、東急大井町線、京王井の頭線などが次々に開通しました。昭和7年に世田谷町、駒沢町、玉川村、松沢村から成った世田谷区は昭和11年にはさらに北多摩郡の千歳村、砧村（きぬたむら）を編入。関東大震災や第二次世界大戦による被害が比較的少なかった世田谷では烏山に22もの寺院が移転したほか住宅地としての人気も急激に上昇。昭和40年代の高度経済成長時にも都心からの移住が進み、平成30年6月現在で人口90万人を超える都内有数の住宅地に発展を遂げました。北は三鷹市に接し、南は多摩川を挟んで川崎市と向かい合う広大な世田谷区には、若者文化の発信地・下北沢、キャロットタワーの三軒茶屋、サザエさんのまち・桜新町、進化を止めない二子玉川など人気のエリアがたくさん。砧公園や駒沢オリンピック公園、蘆花公園、等々力渓谷などの自然にも恵まれています。かわいい東急世田谷線が環七通りを横切る瞬間は鉄道ファンならずともグッとくる必見の光景です。世田谷区単独で政令指定都市なみの人口を誇るため、各エリアにさまざまな飲食店があり、世田谷グルメとひとことではまとめられないほどです。中でも環七沿いのラーメン店激戦エリアや駒沢オリンピック公園で毎年開催される東京ラーメンショーなど、ラーメン店のレベルの高さは折り紙付き。また下北沢では下北沢カレーフェスティバル、三宿では世田谷パン祭りが開催されており、こちらも毎年大賑わいを見せています。

23区で最も多くの人口を有する世田谷区。都内屈指の住宅地として幅広い世代の人々が暮らしていることから、医療・福祉の求人数の多さは特筆に値します。大小医療機関の多さはもちろんのこと、入居型、通所型、訪問型など様々なタイプの介護事業所による介護スタッフの募集が非常に多くなっています。また家事代行や清掃代行、クリーニング店の受付スタッフの募集がかなり多いのも都会の住宅地ならではです。面積が広く事業所も多いため警備保障系のアルバイトの多さも特徴的。もちろん定番の各種店舗の販売スタッフ、フードのフロアスタッフなどもひとつの大都市並みの求人数を誇ります。建築・製造・土木など職人系のアルバイトも意外に多いので、手に職をつけるチャンスも多そうです。